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2017/03/20 読売新聞

2017/03/20 佐渡の伝説 現代アートに 多摩美大の教授ら 「目一つ」調査

多摩美術大芸術人類学研究所(東京都八王子市)の椹木野衣(さわらぎのい)教授(54)らが19日、佐渡島・加茂湖湖岸の集落に伝わる妖怪の伝説「目一つ」の調査を行った。2018年に佐渡島で開催される「さどの島銀河芸術祭」の本開催に向け、失われつつある伝説を現代アートで表現することを目指す。

 調査には椹木教授のほか、佐渡の若手芸術家らで構成する「さどの島銀河芸術研究会」のメンバー約10人が参加。佐渡在住の池田哲夫・新潟大名誉教授や地元住民から説明を受けた。

「目一つ」伝説は湖岸の潟端(かたばた)地区に伝わり、高台にある「観音堂」には病疫などの災いから身を守ってくれるとされる観音様がまつられている。地区では、湖底から襲ってくる「目一つ」から観音様を守る正月行事が行われてきたというが、昭和時代初期に地区の行事をつかさどる「別当」の家系が途絶え、口伝による伝承がなくなった。しかし昨年8~10月に開催された「さどの島銀河芸術祭(プレ開催)」で、アートディレクターの吉田モリトさん(44)が「目一つ」をモチーフにした造形を湖畔で展示し、話題を呼んだ。

調査団は観音堂のある高台の下に泉が湧き出ているのを見つけた。かつてはシイを中心とした常緑樹林があった場所で、「各地から来た交易船が立ち寄っていたはずで、重要な拠点の象徴として観音堂があった」と説明を受けた。物証から15世紀から栄えた可能性があるという。

現代アートが専門の椹木教授は「失われつつある伝説の原点をアートで表現できるはずだ。佐渡島には尋常ではない潜在能力がある」と話し、アートで表現することに意欲を示した。

写真=「目一つ」伝説が伝わる観音堂の前で、池田名誉教授から説明を受ける椹木教授(右)(19日、佐渡市で)

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